当たり前

桜も満開を過ぎ、風に乗って舞う姿を楽しむ季節となりました。
数年前まで「今年、桜を見れなくても、来年見れれば…」と感じていましたが、
ここ数年、「来年必ず…という保証はないので、できるだけ見ておこう」と考えるようになりました。

家の愛犬は14才になり、実家の親も高齢となって、
どちらも今まで当たり前にできていたことが難しくなっていくことも少しずつ増えてきました。
また、業務で「遺贈」の相続税申告に携わったり、震災・コロナ・戦争等のこともあり、
「命」について考える機会が以前よりもぐっと増した気がします。

そんな中、ふと手にした本で、元聖路加国際病院理事長の故日野原重明先生が、
「命」について「命とは自分がもっている大切な時間」
「寿命という大きな空間の中に、自分の瞬間、瞬間をどう入れるか、それが私達の仕事」
と語っているのを目にし、自らを顧る機会となりました。

今まで、健康でいて当然、家族がいて当たり前、「今できなくても、いつかできれば」と
漠然と感じていましたが、その「当たり前」は当たり前ではなく、如何にありがたいことか・・・。
改めて、「今」「この時」を大切に生きよう、
「やりたいことは、やれる時に実行しよう」と強く感じている今日この頃です。

埼玉本部 眞中

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